第4回ボク杯使用構築 〜龍のように舞い竜のように刺す〜

◆前置き◆
高崎経済大学主催のネット大会「ボク杯」に参加した。
参加動機はルールがシングル66だったからである。

いつも私がやっているシングル66ルールとの違いは、使用可能ポケモンがレートで再現可能な個体のみで、例えば「たまごうみ」を覚えた「ピクシー」等の使用は不可であった。

パーティー変更は自由のため、殆どの試合毎に細かい点を変更していた。
最終的にある程度形になったためパーティー紹介も兼ねて記事に記す。




◆パーティー紹介◆

ニョロトノ@脱出ボタン
あめふらし
ずぶとい
181(124)-*-139(252)-114(28)-121(4)-103(100)
ねっとう、アンコール、どくどく、ぼろびのうた

S:準速「マリルリ」抜き
B:極振り
H:「ずぶとい」で実現可能な物理耐久の最低ライン(これより下げると他の性格でも再現出来る物理耐久になります)
D:4振り
C:残り

雨パの課題として相手の「マリルリ」が普段より重くなるため、少しでも攻撃回数を増やすことがS調整の狙いである。

耐久が物理寄りである理由は、下記のポケモンと戦えるようにするためである。
・天候を取りに(?)後出ししてくる「バンギラス」(何故かよく見る)
・技範囲が広く交代択が危険な「マンムー
・突破がめんどくさい「エアームド

また対戦の流れの切り返しとして「脱出ボタン」使うために相手エースに投げることも有り、不確定要素の強いHP管理をするため、細かい耐久調整は必要無いと判断した。つまり耐久は適当である。

さらに前回の記事でも書いたが、「ねっとう」を打てるタイミングが思いのほか多く、もっとアタッカー寄りの調整にしてもいいかもしれない。

「アンコール」「ほろびのうた」は滅多に打たないが積みや起点回避技として採用した。

「どくどく」は「ポリゴン2」に打つ。




キングドラ@いのちのたま
すいすい
ひかえめ
151(4)-*-115-161(252)-115-137(252)
りゅうせいぐんハイドロポンプなみのりクリアスモッグ

エースポケモン。対戦序盤〜中盤に展開していくことが多かった。
ボーマンダ」環境かつ第5世代と比べ天候対策薄いパーティーが多いため機能しやすかった。
クリアスモッグ」は威力こそ低いが、必中技であり積み対策技として非常に優秀である。
「どくタイプ」の技なので、相手の「エルフーン」交代読みで当てて倒した対戦もあった。




エアームド@きれいなぬけがら
がんじょう
しんちょう
172(252)-100-161(4)-*-134(252)-90
ブレイブバードステルスロック、はねやすめ、ふきとばし

確実に「ステルスロック」を撒きたいため、多くのポケモンに対応しやすいようD寄りの配分とした。

66の「エアームド」は昔の「ソーナンス」環境の名残のせいかS実数値を94まで上げたくなるが、現環境にいないため全努力値を耐久に配分した。
弊害として「エアームド」同士の追っかけっこで不利となる。

第5世代では準速「ローブシン」抜きで98まで上げてる例もあったが、今なら準速「マリルリ」抜きで103まで上げるのも面白いかもしれない。
↓例えばこんなのとか
わんぱく
172(252)-100-198(156)-*-90-103(100)
(Bが丁度11nとなる)

持ち物は「きれいなぬけがら」にしたが、「ゴチルゼル」のケアが出来るなら「ぼうじんゴーグル」「ゴツゴツメット」でもいいかもしれない。

今気づいたけど、このパーティー積み対策技覚えてるポケモン3匹もいた。




マンムーとつげきチョッキ
あついしぼう
いじっぱり
185-200(252)-100-*-110(236)-103(20)
じしん、こおりのつぶて、つららおとし、はたきおとす

A:極振り
S:準速「マリルリ」抜き
D:残り

強力な先制技かつ「でんきタイプ」無効をこなす起用なポケモン

とつげきチョッキ」を持たせることで相手の特殊アタッカーに対して対面性能が大幅に上がり、殴り合いで強引に勝つことが出来る。この奇襲性の高さは癖になる。

「はたきおとす」の枠は「じわれ」でも強かった。

「つららおとし」の枠は「つららばり」と迷ったが、威力の期待値や環境の考察などの評価から今回は「つららおとし」を採用した。




エルフーン@たべのこし
いたずらごころ
わんぱく
167(252)-87-150(252)-*-96(4)-136
やどりぎのたね、みがわり、しびれごな、とんぼがえり

いたずらごころ」による「しびれごな」が採用理由で、相手の高速アタッカーによる全抜きを阻止する。
他に「でんじは」を打てる「ボルトロス」「クレッフィ」「ヤミカラス」「ニャオニクス」が候補に挙がるが、今回は「キノガッサ」対策が薄かったため後出しが出来る「エルフーン」を採用した。

交代で出てきた「すなかきドリュウズ」に「しびれごな」が当たった時は、勝ちを確信した。



ボーマンダボーマンダナイト
いかく→スカイスキン
ようき
171(4)-186(244)-101(4)-*-101(4)-167(252)
171(4)-196(244)-151(4)-*-111(4)-189(252)
すてみタックル、じしん、りゅうのまい、はねやすめ

66最強ポケモン。「メガボーマンダ」を採用しないパーティーは、採用しない理由が必要になる位このポケモンは強い。

バンギラス」と対面した時「シュカのみ」からの「こおりタイプ」技にチキって交代したら、普通に「ステルスロック」撒かれてキレそうになったので「じしん」の枠は「かわらわり」でもいいかもしれない。

■「地震」を「かわらわり」にすることのメリット・デメリット
〜メリット〜
・上記のように「バンギラス」に強気に立ち回れる
・相手が切れないポケモンを残す時の交代で、ワンチャン掴みに来る「サザンドラ@スカーフ」への有効打になる(例:こちらの「ニョロトノ」「キングドラ」が生きてて、相手が雨消すための「バンギラス」を温存するため引くなど)
・交代で出てくる「エアームド」への打点になる(もちろんほぼ倒せないが「ステルスロック」のダメージと合わせて「はねやすめ」を選択させる隙を作れる)

〜デメリット〜
・「ライコウ」「ギルガルド」が重くなる
・「ヒードラン」を即死出来なくなる



りゅうのまい」は使う暇があまり無いが、一度舞えばゲームエンド出来る能力があるため採用を決めた。
(相手の「エアームド」が突破出来なくなった場合でも、こちらをラス1「ボーマンダ」にうまく持ってくことで「ふきとばし」を食らわず舞えるという方法も頭の隅に置いておくと良い)




◆あくびループ対策◆
今回は分かってて対策切りました。
みんな対策だけはきっちりしてるようだけど実際のところあんまり見ないので。
結果的には、あくびループパーティーと当たらず。
ちょっとギャンブルだった。




◆雨エース◆
C種族値が高い「オムスター」を採用した対戦もあったが、「みずタイプ」の技以外は乏しいため使いがってが良くなかった。
雨状態でないと機能しにくいのもマイナスポイント。
他は未検証。
「ルンパッパ」とか面白そう。




◆総括◆
ボク杯は予選リーグを2勝1敗で突破後、決勝リーグでは2勝2敗で終わりました。暫定3位でした。

今回の雨パもドラゴンが2匹ですね、たまたまです。

第7世代の「じわれカイリキー」は楽しみですね。
みんなも66やろう。