第7世代シングル66最終使用構築(夜空杯:優勝→準優勝→優勝)
第8世代の剣盾が発売されましたが、第7世代のシングル66で使用した構築を記事に残します。
(もしかしたら今後のシングル66の構築を考える時に参考になる?)
第7世代の終盤の結果は下記の通り、大変良い結果を出せました。
3大会ありますが構築の軸は変えず、少しずつ微調整して環境に合わせてます。
本記事は3構築を纏めて紹介します。
・第29回夜空杯:優勝
・第30回夜空杯:準優勝
・第31回夜空杯:優勝(全勝)
・第29回夜空杯使用構築
エアームド@フィラのみ
172(252)-100-177(4)-*-122(252)-90 腕白
ブレイブバード、まきびし、羽休め、吹き飛ばし
マンムー@溶けない氷
185-200(252)-132(252)-*-81(4)-100 意地っ張り
地震、氷柱針、氷の礫、ステロ
ゲッコウガ@アクZ
147-115-78-155(252)-92(4)-191(252) せっかち
波乗り、悪の波動、冷凍ビーム、岩石封じ
ボーマンダ@メガ石
171(4)-196(244)-151(4)-141(4)-99-189(252) 無邪気
捨て身タックル、地震、火炎放射、羽休め
181(244)-*-126(84)-96(4)-116(4)-170(172) 臆病
リフスト、蛇睨み、宿木の種、光合成
エンテイ@食べ残し
193(60)-183(252)-125(156)-*-96(4)-125(36) 意地っ張り(固定)
聖なる炎、フレアドライブ、地均し、神速
<解説>
多くのポケモンに後出し可能な鋼/飛行ポケモン、数値の高いテッカグヤでない理由は環境にグライオンがいるためハサミギロチンを意識した「頑丈」のエアームドを選択。
エアームドにすることにより、設置技を中心とした昆布構築を組むことにした。
霧払いが教え技になり安売りされたとはいえ、66での昆布の強さは健在と判断し構築の方向性を確定。
なお、テッカグヤとの大きな差は設置技や羽休めよりも「吹き飛ばし」による起点回避にあると思っている。
唯一の攻撃技であるブレイブバードは何かと使う機会が多く、非常に優秀な技。
やはりタイプ一致威力120は強い。
・マンムー
普通のABマンムー。マンムーの採用理由は主に対ドラゴンと対ランドロスと電気無効の地面枠とステロ枠。
また、環境にミミッキュやグライオンがいるためB振りの氷柱針持ち。氷柱針でミミッキュの化けの皮の破壊し、氷の礫で倒しに行くムーブが出来る。
相手のグライオンが挑発持ちで上記のエアームドが機能しない場合は、こちらのABマンムーを展開して戦う。
威力が決して高い訳ではない氷技を2つも搭載しているため持ち物は溶けない氷を採用。
非常に優秀な特殊アタッカー。本構築の高速アタッカー。
とりあえず出せば相手が悩むことに定評があるポケモン。
環境に多いメガメタグロスやギルガルドと戦えるよう悪の波動を選択。
なお、悪技の通りは良いのだが、悪の波動は威力が80と抜きエースの技としては頼りないため持ち物はアクZを選択。
以前、命の珠を採用したことがあったが、中途半端に耐えられ器用貧乏が抜けない感があったのと、HPが減ることによる貴重なゴースト半減耐性が勿体無いため今回は採用せず。
残りは、ボーマンダ、ランドロス、ボルトロス等を意識した冷凍ビーム。
リザードン、ウルガモスを意識した岩石封じ(龍舞メガバンギの起点回避も)。
最後に通りの良い波乗りを選択。これが無いと構築全体でヒードランが重くなる。
性格がせっかちの理由はギルガルドのシャドボやラスカに後出し意識。ヒードランも少し意識している。
この時は思考停止でメガボーマンダを採用。
意地っ張りや慎重が増えてきた中、個人的には瞬発力のあるボーマンダが好きなため、最速で捨て身タックルする型を採用。
火炎放射は浮いてる鋼やサンダーを意識。また構築全体で重いナットレイも意識。
蛇睨みの通りの良さが魅力的。
蛇睨みに耐性のあるカプ・レヒレやカプ・コケコにはタイプ相性で有利。
HとBに振ってるため、やっかいなメガメタグロスに麻痺入れたり、ギルガルドのキンシを貫通して麻痺入れられる点は評価高い。
環境にとてもマッチしていたポケモン。
努力値は、最速ガブリアス抜き、Hに最大奇数になるよう振り、CとDに各4、残りB振り。
・エンテイ
hAbs振りエンテイ。
Sは何故か最速バンギまで抜いてるがこんなにいらないと思う。
フレアドライブは身代わりに変更するつもりが、技を変え忘れてそのまま。Hの16n+1の残飯持ちである理由はつまりそういうこと。
地均しはヒードラン意識で入れたが、もっと威力の高い地団駄があることに気付いておらず。
結果的には、炎技を外せない場面でフレドラを使う機会があったり、ヒードランへの地均しが急所に当たったりで結果オーライな点もあったが、環境にリザードンが多かったためフレドラの枠はストーンエッジで良かったと思う。
神速はとても便利な先制技で、マンムーの氷の礫の先制技2枚体制で相手の高速アタッカーを飛ばしたこともあった。
以上が第29回の使用構築。結果的には運も良く優勝することが出来たが、水ロトムが重く第30回は以下の構築に変更する。
・第30回夜空杯使用構築
エアームド@フィラのみ
172(252)-100-177(4)-*-122(252)-90 腕白
ブレイブバード、まきびし、羽休め、吹き飛ばし
マンムー@溶けない氷→バンジのみ
185-200(252)-132(252)-*-81(4)-100 意地っ張り
地震、氷柱針、氷の礫、ステロ
ゲッコウガ@アクZ
147-115-78-155(252)-92(4)-191(252) せっかち
波乗り、悪の波動、冷凍ビーム、岩石封じ
ボーマンダ@メガ石
171(4)-196(244)-151(4)-141(4)-99-189(252) 無邪気
捨て身タックル、地震、火炎放射、羽休め
181(244)-*-126(84)-96(4)-116(4)-170(172)
リフスト、蛇睨み、宿木の種、光合成
トリトドン@食べ残し
218(252)-*-89(4)-126(108)-132(140)-60(4) 穏やか
熱湯、大地の力、冷凍ビーム、自己再生
個体準備が間に合わず第5世代の調整(しかも持ち物違う)
<解説>
トリトドンの採用により、対水・対電気耐性が良くなった。
しかし当日の試合直前にボックスの中に地割れ持ちがいなく、仕方なしに大地の力持ちを採用していたため、結果、地割れが無いと突破出来ない試合が2試合有り。
対戦会の結果は準優勝という良い結果を得たが、この構築を完成させたい想いが生まれ、第31回に向けて入念な準備を開始した。
・第31回夜空杯使用構築
エアームド@フィラのみ
172(252)-100-177(4)-*-122(252)-90 腕白
ブレイブバード、まきびし、羽休め、吹き飛ばし
185-200(252)-132(252)-*-81(4)-100 意地っ張り
地震、氷柱針、氷の礫、はたきおとす
ゲッコウガ@アクZ
147-115-78-155(252)-92(4)-191(252) せっかち
波乗り、悪の波動、冷凍ビーム、岩石封じ
メタグロス@メガ石
155-197(252)-170-*-131(4)-178(252) 陽気
思念の頭突き、地震、雷パンチ、ステロ
181(244)-*-126(84)-96(4)-116(4)-170(172)
リフスト、蛇睨み、宿木の種、光合成
トリトドン@食べ残し
217(244)-*-94(44)-112-143(220)-59 穏やか
熱湯、地割れ、冷凍ビーム、自己再生
<解説>
トリトドンの地割れ変更は上記の通り。
努力値はDを11nまで振って残りB。Dに特化しても変わる確定数が分からなかったのと、状況次第でやむなく物理技を受けることも踏まえBにも振った。
メガ枠の変更について、今までの対戦経験からメガ枠以外の5匹でほぼ構築が完結していることが分かり、補完という形でメガ枠を選定することにした。
意識したのはマンムー。技スペース圧縮のため入れてたステロを抜き、木の実環境であるためはたきおとすを採用。
持ち物をとつげきチョッキにすることで、場持ちと後出ししやすさを底上げした。
補完のメガ枠はステロを覚えることを条件に選定。
ガブリアス、ラグラージも候補に挙がったが、最終的にメタグロスの採用となった。
理由はボーマンダで見ていたフシギバナを思念の頭突きで見れること、対ヒードランの地震を覚えること、浮いてる鋼に対し雷パンチで戦えることである。
対戦結果は、7勝0敗の全勝優勝を飾れた。
第7世代の集大成と言えるパーティーを組めて非常に満足した。
色んなパーティーを使うのも面白いが、一つのパーティーを作り上げるのも面白い。
第8世代でもシングル66を宜しくな。