第4回夕星杯優勝構築 〜雨のち電磁波〜
シングル66のネット大会、第4回夕星杯に参加しました。
http://d.hatena.ne.jp/me-ss/20151126/1448519172
〜ルール〜
第6世代(ORAS)
シングル66
見せ合い有り
準伝、複数催眠解禁
25人規模の大会で優勝を飾れたので「決勝トーナメント使用パーティ」を公開します。
「予選使用パーティ」は構築を煮詰めるため細かいところを何度も変更したため割合します。
ニョロトノ@脱出ボタン
あめふらし
ずぶとい
181(124)-*-139(252)-111(4)-121(4)-106(124)
ねっとう、アンコール、さいみんじゅつ、ぼろびのうた
キングドラ@いのちのたま
すいすい
ひかえめ
151(4)-*-115-161(252)-115-137(252)
りゅうせいぐん、ハイドロポンプ、なみのり、クリアスモッグ
霊ランドロス@きあいのタスキ
いかく
ようき
164-197(252)-111(4)-*-100-157(252)
じしん、がんせきふうじ、ステルスロック、だいばくはつ
クチート@クチートナイト
いかく→ちからもち
いじっぱり
157(252)-150(252)-106(4)-*-75-70
157(252)-172(252)-146(4)-*-115-70
じゃれつく、アイアンヘッド、きあいパンチ、ふいうち
ラティアス@ぼうじんゴーグル
ふゆう
おくびょう
155-*-111(4)-162(252)-150-178(252)
りゅうせいぐん、サイコショック、でんじは、いやしのねがい
化ボルトロス@オボンのみ
いたずらごころ
おくびょう
155(4)-*-90-177(252)-100-179(252)
10まんボルト、めざめるパワー(氷)、みがわり、でんじは
なんとなく雨パを使ってみたいという動機から始まった。
<ニョロトノ> 脱出ボタン
〜配分解説〜
・どう配分すればいいか一番分からなかった
・ずぶといHB極振りで試した
・予想以上に無駄に耐え、早く退場して「キングドラ」に交代して欲しかった
・「マンムー」「マリルリ」が重いため物理耐久はあまり落としたくない
・よってBはそのまま、Sを「無振りスイクン」抜きまで上げ、残りHP
・これなら「アンコール」「さいみんじゅつ」を中速耐久ポケモンの上から当てれそう
・このS調整が役に立った場面は無かった
・全体的に「ねっとう」を打つ場面が多かった
・次はアタッカー寄りの配分にしてもいいかもしれない
〜技解説〜
・ねっとう
Cは4しか振ってないため「なみのり」「ハイドロポンプ」のような火力技よりサイクルを崩す足がかりになる「ねっとう」を採用した。
雨パの課題である「ナットレイ」突破の布石にもなる。
・アンコール
中速耐久ポケモンの補助技を起点にする技。
エースポケモンである「キングドラ」「クチート」を展開するための布石。
・さいみんじゅつ
ハイリスクハイリターンな技。
どうにもならない時に打つ。
正直「ねっとう」連打してれば十分だった。
・ぼろびのうた
積み対策その1
・不採用技
「れいとうビーム」・・・火力を上げてないので不採用にした。C振るならドラゴン意識で採用して良いかも。
「くろいきり」・・・「ぼろびのうた」と選択。どちらがいいのかな。
<キングドラ> いのちのたま
〜配分解説〜
・相手ポケモンを倒してもらわないと困るのでC極振り
・Sは特に調整する必要が無いため準速(「キノガッサ」抜き抜き抜き)
・「脱出ボタン」からの引継ぎで、対戦序盤から展開し相手の構築をさっさと崩す役割
・火力重視なので「ひかえめ」を選択
・しかし「おくびょう」なら「1りゅうのまいメガボーマンダ」を「すいすい」で抜ける
・どのポケモンも「ボーマンダ」への有効打が有り「りゅうのまい」を許す構築では無いため「ひかえめ」で問題無しと判断。(最悪「ボルトロス」の「でんじは」もある。)
〜技解説〜
・りゅうせいぐん
・ハイドロポンプ
説明不要の超火力技
・なみのり
雨下ならこの技で十分な状況も多い命中安定技
・クリアスモッグ
積み対策その2
滅多に打つことは無い
交代読み「エルフーン」への有効打にもなる
・不採用技
「りゅうのはどう」・・・予選で入れてたが使う場面が殆ど無かったため抜いた。
「ねっとう」・・・「ハイドロポンプ」「なみのり」で火力は足りるが「ナットレイ」へのサイクル上の有効打としては、、やっぱいらないか。
「しおみず」・・・条件満たせば強いが安定感に欠けるため不採用。
「ラスターカノン」・・・フェアリータイプへの有効打になるが「ハイドロポンプ」で十分なため、「ユキノオー」ピンポイント技。今の環境に「ユキノオー」はいないため不要。
〜配分解説〜
・「きあいのタスキ」を盾にAS極振りで強気に立ち回る
・基本は先発初手「ステルスロック」
・もし相手の初手の方が素早さ種族値が高いなら「がんせきふうじ」→「ステルスロック」の順で技選択
・上記の理由で素早さが物差しとなるため「ようき」最速で採用
〜技解説〜
・地震
メインウェポン
・がんせきふうじ
上記の理由
・ステルスロック
交代という行為が強いシングル66ではとても大切な技。
一度撒くだけで、その後のサイクルでかなりの通算ダメージを与えることが出来る。
・蓄積ダメージで相手の交代にリスクを与える
「きあいのタスキ」を持たせたのも、それだけこの技が重要ということである。
・だいばくはつ
起点回避の退場技
最大ダメージ技
「きあいのタスキ」とのシナジー
「あくび」ループ逃れにも使える技その1
〜配分解説〜
・相手を倒してもらわなきゃ困るためA極振り
・総合耐久上げるためH極振り
・「ドラゴンタイプ」の一貫を消すための「フェアリータイプ」
・「フェアリータイプ」の一貫消すための「はがねタイプ」
・先制技要員
〜技解説〜
・じゃれつく
メインウェポンその1
・アイアンヘッド
メインウェポンその2
こちらは命中安定技だが、「じゃれつく」と範囲が被りやすいため無くても問題無さそう。
・ふいうち
上記の理由
・きあいパンチ
最高火力技。
「はがねタイプ」が重いため採用。
「いかく」からの交代読みでぶっ放す技。
「ヒードラン」「ナットレイ」「削れたエアームド」を交代読みでお陀仏にしたすごい技。
「クチート」の前にはそのようなポケモンが後出しされることが多いため読み通りに相手が動いてくれた。
いざとなったら「ふいうち」との二択を迫ることが出来る。
当てるとかっこいい。モテる。
・不採用技
「かみなりパンチ」・・・構築全体で重い「マリルリ」への有効打。「エアームド」には先に「はねやすめ」されて有効打にならないため役に立つ場面が少ないと判断し優先度が下がったため不採用。
「ほのおのキバ」・・・雨パで重い「ナットレイ」への有効打。雨はすぐ止むとはいえ、雨パなのに炎技はシナジーが取れないと判断し不採用。以上が建前で遺伝し忘れた。「クレッフィ」にも強くなる技。
〜配分解説〜
・複数催眠が解禁されたので「キノガッサ」に後出し出来るポケモンとして採用。
・他にも対策候補はいくつか見つかったが、「ラティアス」がパーティの穴埋め役として適任と判断したため採用。
・メガシンカする前の「ボーマンダ」より早く動けて有効打があるという点も見逃せない。
・CSかHSか迷ったが火力が必要な場面が多くCSにしといて良かった。
・これでも火力に足りなさを感じるから「ラティオス」も候補。
・「ナットレイ」相手にやることない。
〜技解説〜
・りゅうせいぐん
説明不要の超火力技
・サイコショック
「キノガッサ」「モロバレル」「フシギバナ」への遂行技
物理アタッカーが少ないため「ハピナス」への打点にもなる。
・でんじは
「追い打ち」を覚えてそうな「バンギラス」や「ハッサム」等を出されやること無くなった時に取り敢えず打つ技。
他にしっくりくるサブウェポンが無かったため「メガクチート」等を動きやすくする意味を込めて入れてみた。
・いやしのねがい
起点回避の退場技
相手のパーティに刺さってない or 仕事が終わって刺さらなくなった時に味方を安全に後出しする技
「ステルスロック」が撒かれても「きあいのタスキ」発動した「霊ランドロス」を復活出来る(未検証)
「あくび」ループ逃れにも使える技その2
構築全体で「マンムー」が重いので「脱出ボタン」により消耗した図太い「ニョロトノ」を復活させることもあった。
「ラティオス」は覚えない。
・不採用技
「じこさいせい」「はねやすめ」・・・技スペースの関係で採用出来なかった。あれば上記の草ポケモンとより戦いやすくなる。
<化ボルトロス> オボンのみ
〜配分解説〜
・「ステルスロック」による消耗が激しいので耐久型では無くCSアタッカーとして採用
・上記理由より「みがわり」とのシナジーもある「オボンのみ」を採用
・火力アップアイテムも欲しいがいまいち合うのが無かった
・電気ジュエルが欲しい
〜技解説〜
・「10まんボルト」
安定メインウェポン
・めざめるパワー(氷)
「ボーマンダ」「ガブリアス」「ランドロス」への有効打
この技に何度も助けられた
・みがわり
「クレッフィ」対策
「こだわりスカーフ」の匂いを察知する技
「ボルトロス」は相手が不要なポケモンを切りにくることが多いのでそれを利用する。
・でんじは
「ボルトロス」の採用理由
高速アタッカーストッパー
「キングドラ」は立ち回り上、序盤〜中盤で切ることが多いため終盤まで出て来なかった「メガボーマンダ」「メガゲンガー」「ゲッコウガ」等の高速ポケモンを止める役割。
・不採用技
「あまごい」・・・雨依存度が高く無いので不採用。この構築において「ボルトロス」という高スペックポケモンにそんな事させる位ならさっさと「キングドラ」切って死に出しから別の展開していった方が良いと判断。
「かみなり」・・・構築とのシナジーが良いように見えて全然良くない。「ボルトロス」は相手のエースストッパーなので終盤まで大事に取っておくことを意識している。雨展開は序盤〜中盤の斬り込み隊長なので活躍する時期が違う。対戦終盤の詰めとして運用するポケモンのため不確定要素のある「素かみなり」は論外。「霊ボルトロス」のように序盤の斬り込み隊長を任せられるポケモンなら「素かみなり」も有りかもしれないと考えるが。。
「とんぼがえり」・・・予選で使ってみた。「ステルスロック」が蔓延しているシングル66では繰り出し性能の低い「ボルトロス」には合わないと感じた。「ボルトチェンジ」も同じ理由である。このような技は斬り込み隊長を任せられる「霊ボルトロス」でやろう。
「サイコキネシス」・・・「キノガッサ」「モロバレル」「フシギバナ」への有効打として使える。欲しかったが技スペースの関係で諦めた。
〜つらいポケモン〜
<マンムー>
「マンムー」は初手で出されることが多いため、「霊ランドロス」を初手で出したいこのパーティでは非常に重い。初手でBに厚く振った「ニョロトノ」からの雨展開で誤魔化していくしかない。
初手以外での立ち回りは、幸いこのパーティは浮いてるポケモンが3匹いるため地面技を打たれにくく「こおりタイプ」の技や「ステルスロック」を撒かれているうちに「ニョロトノ」を展開し、相手の交代先に「ねっとう」による「やけど」や「さいみんじゅつ」で負荷を与えていきたい。
「ラティアス」の「いやしのねがい」で「ニョロトノ」を大事にしよう。
<ガブリアス> こだわりスカーフ
「ボルトロス」の「でんじは」は効かない。
「クチート」と「浮いてるポケモン(霊ランドロス、ラティアス、化ボルトロス)」でうまいこと攻撃を透かしながら攻略しよう。
現在においては「マンムー」多い環境かつ「霊ランドロス」解禁のため「ガブリアス」の個体数は減った模様。
「ガブリアス」を見たら「こだわりスカーフ」を疑おう。
<メガフシギバナ>
普通の「フシギバナ」も既につらい。「ねっとう」「でんじは」による状態異常や「ラティアス」の「サイコショック」で頑張ろう。
「メガボーマンダ」環境のため「メガフシギバナ」の個体数は減った模様。
<マリルリ>
「キングドラ」に後出ししてくる甘えたプレイングには雨珠「ハイドロポンプ」で半分以上削ってやりましょう。さらに上から「ハイドロポンプ」2発目でKOです。万が一、「はらだいこ」されたら「クリアスモッグ」か「ニョロトノ」の「ぼろびのうた」で誤魔化そう。
<ナットレイ>
「メガクチート」の「きあいパンチ」でワンパン。「ほのおのキバ」採用をしたくなる。
〜総括〜
実は今までオフ会やネット大会で雨パを使ったことが無かったため、人生初雨パで優勝出来たのはとても気分が良い。
「わあちゃんの雨パ優勝率100%」を継続出来るようにもっと煮詰める必要がある。
「勝つと勝ち続けるは違う。時には相反することもある。」とプロゲーマーのウメハラさんの言葉にある通り、「勝ち続けられる」パーティを模索する。
お読みいただきありがとうございました。
Best regard わあちゃん